8月16日(日) 植木屋さん?

 夏休み2日目の続きである。

 銀行と、書店と、デパートでの用事を済ませ、自宅に戻ったのが、午後1時半くらいだったか、お昼にと買ってきたパンを食べて、一休みしてから、予てより気になっていた、庭いじりをすることにした。

 蚊に刺されるといやなので、どうしようかと迷ってもいたが、伸び放題の雑草と、同じく伸び放題のキンモクセイの木だけは、許せなかった。

 キンモクセイは、道から見えるところに植わっているので、なおさら気になっていた。

 長袖、長ズボン、手袋、帽子という重装備(午前中、新宿を闊歩していたLadyとは、全くの別人である)に加え、キャンプ地用の強力な虫よけをふりかけ、仕事に取りかかった。

伸び放題といっても、雑草の方は、例年になく涼しい夏なので、普段なら半日以上かかるところ、2時間で終わった。(実は前日、ガスの点検があったため、少し手入れしてあったのが幸いした。)

 次は、キンモクセイの番である。

 今年の春に、新しく伸びたあたりを、下から切っていった。

 手が届かなくなった所で、高い脚立を持ってきて、それに登ってバシバシ切り落としていった。

 そして、いよいよ脚立の最上段まで登り、キンモクセイのてっぺんを切っていたら、門の方から、「植木屋さ〜ん」と叫ぶ声がするではないか。

 〝植木屋さんて、もしかして私のこと?そんなに、上手かしら?仕事を頼まれたりして・・・〞と、一瞬考えたが、門の方に背中を向けて作業していたので、バランスに気をつけながら振り返ると、お隣りのご老人だった。

 「暑いのに頑張りますね。落ちないように気をつけて下さいね。」と、一声かけて、家の方に歩いて行った。

 ようやく、手入れを終えて、山積みとなっている枝葉を、細かく切って、ゴミ袋に入れ始めたが、辺りも暗くなってきて、蚊もブンブン寄ってくるので、作業を中断して、夕食の準備にとりかかった。

大量の汗をかいて、一時体重が1キロ落ちたが、水分補給をしたので、すぐに元に戻った。

 翌朝、まだ涼しいうちに、残りの作業を済ませた。

 結局、45ℓのゴミ袋を、雑草に2袋、キンモクセイの枝葉に6袋使って収まった。

 木の伐採は、脚立に登るので緊張するが、雑草取りは、頭を使わないで出来るので、考え事をしたい時にお薦めである。

 ただし、日焼けしないように、蚊に刺されないように、爪に土が入らないように気を付けることが大切である。