8月20日(木) 無事着いて

 17日(月)の夕方、成田を出発した長男が、無事ニューヨークに着いた。

 飛行時間約13時間、時差マイナス13時間(サマータイム)、という事で、ニューヨーク到着は、ほぼ同日同時間ということになる。

 行きは、半日分得した気分になるが、帰りはその逆なので、結局プラスマイナスゼロである。

 到着したその日は、夕食を食べて寝ただけのようだ。

 日本にいる時から、不規則な生活をしているのが幸い(?)してか、時差ボケは無いようである。

 2日目は、夫と二人で、ロックフェラー大学と、アメリカ自然史博物館を見学したそうである。

 一昨年、日本でも公開された「NIGHT MUSEUM」の舞台となった博物館である。

 夜は、セントラルパークでの、映画「SEX AND THE CITY」の無料上映会に出かけたが、途中から雹が降り始め、雷もすごかったので、避難誘導されて、中止となったそうである。

 無事だったから言えることだが、エキサイティングな経験をしたものである。

 3日目は、夫は仕事があったので、長男一人で地下鉄に乗って、メトロポリタン美術館の見学に行ったとのこと。

 無口な長男の事だから、一言も口をきかずに過ごしたかと思ったが、どうやら、道を尋ねるくらいはしたようだ。

 そして、4日目の朝を迎え、今日は42丁目辺りを、一人でぶらぶらするとのこと。

 42丁目と言えば、東は国連本部、西に向かってクライスラービルニューヨーク市立図書館、ブライアントパーク、タイムズスクエア、ブロードウェイ街がある。

 マダム・タッソーろう人形館もあるよ!と教えたので、もしかしたら覗くかな?

 父親の留学という好機会があって、高校生のうちからニューヨークに行けるというのに、主体性が無いように思えて、見ていて歯がゆい。

 母親としては、もっと貪欲に、自ら調べて、行動し、いい経験をして欲しいと思うが、せめて、異国の街を、一人で歩くことで、何かを感じ取ってくれれば、と願うのみである。

 それにしても、許せないのは夫である。

 いつもは、skypeする時間が少し遅れても、催促の電話がかかってきたりするのに、長男がニューヨークに行った途端、日本の事など知らん顔。

 まったく、現金なものである。