10月7日(木) ネームプレート考

 今日は用事が出来たので、午前中休みを取った。

 用事が11時前に終わったので、せっかく休みを取ったことだし、あくせく用事をこなしただけでは、“もったいない”と思い、講義が休みで家にいた夫と、浜田山までランチしに行った。

 まだお昼には早かったためか、駐車場も店内もがらがらで、すぐに席に案内され、オーダーした食事も、待たされることなく、すぐに運ばれてきた。

 話しながらゆっくり食べているうちに、いつの間にか満席になっていた。

見渡せば、周りは主婦ばかり。男性客と言えば、近所の会社の人が数人いるだけだった。

 たまたま、それらの男性客が全員、首からネームプレートをぶら下げていたので、日頃から、私が思っていることを夫に話してみた。

 私の職場の近くでも、ランチ時には、首からネームプレートをぶら下げた、サラリーマン(サラリーウーマン)が、ぞろぞろ道を歩いている。彼らの勤務先が、誰もが知っている一流企業だから、自慢しているのかもしれないが、まるで囚人のナンバープレート、もしくは、行動範囲が制限される、ペットの首輪のようで、自慢どころか、“私は会社の奴隷です”と宣言しているように見える。

 といった内容の話である。夫も同意見だった。

 単純に、着けたり外したりするのが面倒だとか、出入りの際のセキュリティーカードを兼ねている場合、ぶら下げたままの方が、紛失のリスクが小さい、とかいったこともあるかもしれない。

 それでも、私は、やはり、自慢説を支持したい。

 レストランからの帰り、車の外を眺めていたら、ランチに向かう集団が目に入った。

 彼らも、首からネームプレートをぶら下げていたが、その多くは、ネームプレートを、胸のポケット内に納めていた。

 彼らの勤務先は・・・

悪名高き、あの“日本年金機構”である。