12月10日(金) 12月雑感

 今日は、ささやかながら、ボーナスが支給された。

 支給額を計算して、振り込みの手続きをしたのは、他ならぬ私で、そのため、予め金額が分かってしまい、ドキドキ感は半減である。


毎年のことだが、12月に入ったと言うだけで、気忙しい気持ちになるのは、主婦なら誰もが感じることだろう。

月曜日から金曜日まで、フルに働いて、週末は休息も取りたいし、遊びにも行きたいし、大掃除も少しずつこなさなくてはならない。

 体が二つ欲しいところだが、今の科学では、まだ無理なようだ。


今週は、仕事で、月に一度の資料運びがあった。

 いつものタクシーで、最後に向かったのは池袋だったが、街が思いの外静かなのには驚いた。

 ウィークデイの昼間だったせいもあるが、クリスマスの飾り付けも目立たず、クリスマスソングが流れているでもなく、立ち寄ったデパートも、混雑していたのは、「デパ地下」のスウィート売り場だけだった。

 タクシーの運転手さんにも聞いたが、新宿も銀座も、以前ほどの賑わいは無いそうだ。


 アメリカの消費傾向は上向きだというし、株価も高くなっているし、国家公務員や、企業の平均賞与額は、わずかながらアップしているようだが、街を歩いての実感は、景気回復には程遠い。

 賞与の使いみちも、第1位は預貯金だと言う。


 明日生きているかも分からないのに、将来に備えて、そんなにお金を貯めて、どうするというのだろう。

 もちろん、老後のため、最低限の蓄えが必要なことは分かるし、いつ失業するか分からないという不安があることも理解は出来る。

 でも、私は、今使うことの出来る50万円があったら、身体も気力も萎えて、やりたいことが出来なくなる、やりたいという気も起らなくなる老後に備えるより、海外旅行にでも行きたい。

 まだまだ、いろいろなことを吸収できる体力も気力もあるうちに、やりたいことをやりたい。

 イソップ寓話の「アリとキリギリス」のキリギリスのような生き方かもしれない、と思ったりもするが、一度の人生、楽しく過ごしたい。


 とりとめのない話になってしまったが、12月だというのに、街があまりにも静かだったので、悲しくなってしまったのだ。

 明日は、夫が仕事なので、午前中だけ家のことをして、午後からは、友人とショッピングに出かける予定。

 日曜日の予定は未定だが、車検から戻って来たZで、ドライブにでも出かけたい。