6月15日(水) 学科創立50周年

 11日の土曜日は、午前中、娘の三者面談に夫と娘と3人で出向いた。その後、3人で進学説明会に参加し、私はその足で、卒業した学科の創立50周年の懇親会に向かった。

 私の学年は、卒業生が70〜80人だったと記憶しているが、3分の2程度の同級生が来ていた。同じゼミだった友人とは、卒業後も何回か会ったが、中には、卒業以来という同級生もいた。

 私は卒業後、大学に勤務していたので、先生はもちろん、上級生や下級生の中にも、懐かしい顔をたくさん見つけた。

 ある同級生の男の子は、新婚で、まだ、歯が生え始めたばかりの赤ちゃんがいると言っていたかと思えば、ある上級生の男性は、結婚もしないまま、近年脳溢血で倒れ、現在リハビリ中だと言うし、人生いろいろである。

 同級生の友人には、若い!とびっくりされ、大学の附属博物館で学芸員をしていた頃、アルバイトをしてくれていた下級生の男の子には、肩の力が抜けていい感じになったと、生意気なことまで言われた。

 まったく、いくつになっても、学生時代の友人は、有り難い存在である。

 大学の友人に久しぶりに会って、学生時代を懐かしく思い出した。

若い頃、別れ道にぶつかって、そのたび、選択を迫られた。一生懸命考えたこともあれば、時に身を任せたこともある。

 それでも、選ばなかった道のことを、もしもあの時・・・と考えることだけは、絶対にするのを止めようと生きてきた。

 これからも、まだ、いくつかの別れ道にぶつかるだろうが、どのような答えを出したとしても、やっぱり、前だけを見て歩こう。

 それが私の選んだ道なのだから。