4月8日(日) お花見とポルシェショールーム

 昨夜はウィークデーに溜まった仕事の疲れと、ドライブの疲れから、かなり早い時間に睡魔に襲われた。

 翌日曜日は、近所の公園にお花見に行くことに決めていたので、発想の転換をして、早寝早起きをして、人出の少ない午前中にお花見をしてしまおう、ということになった。

 あまり早く寝すぎて、夜中に目が覚めてしまっても困るので、11時までは頑張って起きていて、翌朝は7時に目覚ましをかけた。

 朝起きると天気は良かったが、昨日に引き続き空気が冷たかったので、朝食を済ませ、洗濯と庭の草むしりを少しして、9時過ぎに自宅を出発した。
 善福寺川に沿って1km程歩くと、満開の桜並木が見えてきた。川岸に植えられた桜の木の枝は、川にせり出していて、私たちは満開の桜の花のアーチの下を歩く格好になった。

 花見の宴会の場所取りのシートを敷きに来た人はいたが、宴会はまだ始まっておらず、静かに花見をすることが出来た。

 帰りは、大宮八幡宮に寄ってお参りをして、井の頭通りを歩いた。

 浜田山の辺りでショーウィンドー覗くと、随分安いポルシェが売られていた。もちろん安いと言っても、“ポルシェにしては”という枕詞付きである。

 店内に入ってよくよく見れば、ポルシェ認定中古車というステッカーが貼られていた。つまりポルシェ直営の中古車販売店だったのだ。

 新車と見紛うポルシェはそのほとんどが、新車を一千万円以上出して購入したオーナーが、ほぼ一年未満で手放した車で、従って走行距離も一万km程度であった。

 話を聞けば予想通り、オーナーの節税対策だと言う。4ドアセダンなら分かるが、2ドアのしかも2シーターが経費で認められる職業って、一体どんな職業か。

 不動産業者・建築業者・デザイン関係事務所などだそうである。開業医や弁護士事務所は駄目らしい。

 パンフレットが欲しかったが、中古車販売店には置いてないというので、斜め向かいにある、ポルシェの新車販売店に向かった。

 夫は一瞬入るのを躊躇ったような気がしたが、私は迷うことなく入店。一千万円以上するポルシェを眺めて、話を聞き、パンフレットをもらって、お客様登録をしたら、ポルシェのサングラスケースがもらえた。

 帰り道、ポルシェは確かに高いが、一番高いのは子供の教育費だね、という話になった。今はもちろん買えないが、子供が自立したら“有り”かもしれない。

 8km程歩いて自宅に到着。ネットでポルシェについて調べてみると、現在は昔ながらの手作り工法ではなく、トヨタカンバン方式による大量生産がされているようである。

 にも拘らず日本市場におけるポルシェの価格は相変わらず高いままである。結局、オーナーが経費で購入するので、高くても全く関係ないということだろう。

 考えてみれば、道を走っていて、ポルシェはよく見かけるが、フェアレディZのしかもロードスターはめったに見かけない。

 レア感から言えば、我がZの方が勝る。人生、人と同じことをしていてはいけない。差別化が大事である。

 ということで、暫くは、愛車を大切に、ドライブを楽しむことにした。