5月21日(月) 金環日食観測!

 今朝は関東地方では173年ぶりの金環日食を観測出来た。173年ぶりということは、もちろん私も初体験である。

 天気がよければ、羽田空港かお台場に行って観測して、その後ドライブにでも行くつもりで、お休みを取っていたが、天気予報が曇りだったので、自宅で観測することにした。

 6時過ぎに起きて、ベランダから空を見上げると、雲もかかっておらず、日食グラスを通して、太陽を観測することが出来そうだった。

娘は学校で友達と観測すると言って登校した。学校は、始業時間を9時に繰り下げ、開門時間を6時に繰り上げて、学校に来てからの観測も、自宅での観測も可能にしていた。

最初はベランダで観測していたが、高度が上がって来てからは、庭の椅子に座って、朝食を食べながらのんびりと観測した。

6時19分から日食が始まり、わくわくした気持ちで観測していたら、金環食開始の7時32分が近づくにつれて、薄雲が多くなってきた。

 不安な気持ちに駆られたが、この薄雲が却って幸いし、金環食を目を細めて直に観ることが出来た。7時37分の金環食終了まで、その美しさに魅了された。

 日食の後半は、フィルムの逆回しなので、期待感が少ない分、感動も半分だった。

 実家に20日(日)に行った際、日食グラスを届けておいたら、両親も観測したらしい。両親は今年金婚式を迎えたので、「きんかん」違いだが、いい思い出になったのではないかと思う。

 金環日食を観測し終えて、時間はまだまだあるし、私は友人お勧めの「別離」を一人で観に行こうと思っていたが、夫も映画を観に行くと言うので、結局「恋と愛の測り方」という、軽めの映画をチョイスした。

 ネットで席を予約し、新宿ピカデリーで観た。内容は思いのほかシリアスで、ちょっと考えさせられた。

 その後「ブラボー」でパスタでワインを飲み、酔い覚ましに新宿を散歩した。仕事を休んで、昼間から酔って、新宿を散歩するなんて。

 これも、金環食という非日常的なことを経験したせいに違いない。

 帰り道、花屋さんで赤いアジサイの花を買って、例の白樺の花壇に植えた。ついでに、ハナミズキも剪定した。

 金環日食は18年後に北海道で観測出来るらしい。元気でいれば行こうと思えば行けるが、多分行かないだろう。それよりも、金環日食を観測したら、今度は皆既日食も観たくなってしまった。

 いつか海外旅行とリンクして行けないものか、ゆっくりと検討してみよう。