6月18日(木) 優先順位をつける

 専業主婦の時や、パートタイマーの時は、さほど感じなかったが、フルタイムで働くようになって、自分がいかに不器用であるかを、思い知らされている。

 例えば、その日の内に、やらなくてはならない事があったとする。

 時間がたっぷりあった時は、せいぜい、午前中に済ませる用事、午後からでも差支えない用事、夕方以降でも構わない用事・・・位は考えて、無理なくこなしていた。

 ところが、フルタイムで働くようになって、事情が変わった。

 主婦が働く環境としては、地元で、定時に帰ることができる職場なので、恵まれているのだが、それでも、9時〜17時までの間は、拘束される。

 朝起きて、朝食とお弁当を作りながらの、洗濯・シャッター開けと身支度(出掛けるまでに、時間を見つけて徐々にする)は日課である。

 これだけなら、大したことはないのだが、お恥ずかしい事に、子どもたちを起こすという、最も時間を要する仕事がここに入る。

 クラブ活動や勉強?で、疲れているのは分かるのだが、二人ともなかなか起きてこない。

 先日も、お隣のご老人に、ゴミ出しの時にお会いして、「お久しぶりですね。」と話しかけられたので、「毎日いるんですけどね。」とお応えしたら、「お声は毎日聞いています。」と、言われてしまった。

 穴があったら入りたい・・・気持ち。

ようやく、学校に送り出してから、出勤までの間は、洗濯物を干したり、ゴミを出したり、ベッドメーキングをしたり、問い合わせや、修理依頼など、9時前でも電話が通じるところには、電話をかけたり・・・

 帰宅後は疲れているので、夕食の下ごしらえや、お風呂掃除、できれば、アイロンがけもしておきたい。

 休日に自分の時間を取りたいと思えば、庭の雑草むしりや、伸びすぎた枝切りも、少しずつやっておきたい。

 戸締りだって、それなりに時間はかかる。

 帰宅後は、窓を開け放ち、夕食を作りながら、洗濯物を入れ、たたみ(時間を見つけて少しずつ)、空気が入れ替わったところで、戸締り。

 本だって読みたいし、勉強もしたい・・・

やらなければならないこと、やりたいことが、たくさんありすぎて、体がいくつあっても、足りない位だ。

 私はこれらの事に対して、いちいち、時間と優先順位を考えて、「あれは諦めて、これをしよう」と独り言を言ったり、電車の車掌さんではないが、指さし確認をしたり、人が見たら、笑ってしまうような、一人芝居を、毎日演じている。

 もっと忙しい人でも、もっとスマートに、こなすのだろうな、と思いつつ、自分の不器用さに、ほとほといやになりながらも、半ば諦めている。

 ブログなど書いている内に、skypeする時間になってしまった。

 早くしないと、夫に「優先順位を考えろ」と言われそうである。