6月26日(金) あじさい
庭にあじさいが一株ある。
3年前のちょうど今頃、近所のホームセンターに、夫と買い物に行った際、濃いピンク、その色に一目惚れして購入した。
私は、ピンクが大好きで、結婚式でも、2回のお色直しに、2回ともピンクのドレスを着たくらいである。
買った時は、3個の花が咲いているだけの小さな株で、庭に植え替えても、本当に根付くか心配だった。
案の定、翌年も3個しか咲かず、駄目かな?と半ば諦めていた。
ところが、3年目には20個、そして、今年は、なんと、40個以上の花を咲かせている。
ただ、花の色が、濃いピンクではなく、濃いパープルに変化してしまった。
あじさいの花の色が、土の酸性度に左右されるということは、知識としては知っている。
でも、実際に、ここまで花の色が変化するとは、驚いてしまった。
一般的には、土が酸性に傾くと、青色が強くなり、アルカリ性に傾くと、赤色が強くなる、と言われている。
もう少し調べてみると、あじさいの花の色は、アントシアニンと補助色素とアルミニウムの三者の関係で決定されるということ。
ポイントは、アルミニウムが、根から吸収される金属色素であり、アルミニウムが吸収されると、花は青くなり、アルミニウムが吸収されないと、花は赤くなるということである。
土にアルミニウムがあるというだけでは駄目で、アルミニウムが、根が吸収しやすい状態になっているかが問題で、酸性土壌にあるアルミニウムは、溶けて根が吸収し易く、中性土壌や、アルカリ性土壌では、アルミニウムが溶けにくい状態にあり、従って、根が吸収しにくいそうである。
だとすると、我が家の庭の土は、酸性度が強い、ということになる。
石灰(カルシウム)を撒けば、土がいくらかアルカリ性になるのだろうか?
そうしたら、花の色は、もともとの濃いピンクに戻るのだろうか?
試してみる価値はありそうである。
でも、濃いパープルも、あまり近所では見かけないし、なかなか綺麗ではあるのだが・・・