6月30日(火) 花言葉

 この前、あじさいの花の色について調べた際に、あじさいの花言葉を見てみた。

 色々あったが、〝移り気〞〝高慢〞〝辛抱強い愛情〞の3系統に分けられそうである。

 〝辛抱強い愛情〞系は、他にも、強い愛情、ひたむきな愛情、というのがあった。

 少数意見ではあるが、〝家族の結びつき〞〝元気な女性〞というのも、紹介されていた。

 なるほどね、と思うのやら、何で?と思うのもあり、興味を持ったので、「花言葉」そのものについて、少し調べてみると、その歴史が、17世紀のオスマントルコまで遡る、というのでびっくりした。

 ヨーロッパへは、1717年、当時の英国コンスタンティノープル駐在大使夫人だった、メアリー・w・モンタギューによって英国へ、1727年には、オーブリー・ド・ラ・モトレイによってスウェーデンに紹介されたそうである。

 その後、1819年シャルロット・ド・ラトゥールの『Le Langage des Fleurs』により、フランスで流行し、英国ではヴィクトリア朝時代、アメリカでは1830年から1850年代に流行し、さらに、ベルギー、ドイツ、南米へと広まったそうである。(ウィキペディアより)

 花言葉が、花から受ける生理的効果(香など)や作用(リラックスなど)、印象を、言葉で表現するという点では、各国共通だが、各民族が持つ伝承や歴史や風習、宗教の違いから、同じ花でも、国によって、意味が違う。

 あじさいの例で見れば、例えば、〝元気な女性〞というのは、フランスの花言葉である。

 私の勝手な想像ではあるが、あじさいの花の色が、日々変化する様から、移り気よろしく、失恋してもたくましく、新しい恋人を見つけ、恋に生きるフランス女性・・・といったところかしら。

 私は、あじさいの花が好きである。

それは、様々な種類のあじさいが、うっとおしい梅雨の時期を通して、色とりどりの花を付け、私の眼を楽しませてくれるからである。

 花言葉は、私に似合うような、似合わないような・・・

 ところで、あじさいの花は、水揚げが難しいので、花束にはあまり適さない。

 そういう、実質的な点はさておき、私としては、頂けるものなら、薔薇の花束、その中でも、断然赤い薔薇がいい。

 ちなみに、赤い薔薇の花言葉は、情熱的で甘美な愛情、である。