7月15日(水) ブロードウェイミュージカル

 先週の土曜日は、久しぶりに学校行事も無く、休養するつもりで、予定も入れていなかったので、自宅でゆっくりと過ごした。

 この間までの私だったら、〝平日働いていて、家事が溜まっているから、片づけなくては・・〞と、掃除、洗濯、布団干しは勿論のこと、伸び始めた庭の雑草むしりにまで手を広げて、あっと言う間に夕方になり、買い物に行くのさえ億劫なくらい疲れ果て、夜は〝バタンキュウ〞(こういう言葉があるかどうかは分からないが、私はベッドに入り、枕に頭を付けた途端に、眠りに陥る状態を、こう呼んでいる)、となっただろう。

 夏の雑草の伸び方は、半端ではないので、この日に綺麗にしても、また、夏休みに入る頃には、伸びてしまうので、イタチごっこである。

 まして今年は、梅雨入りが遅かったのに、昨日、私がOfficeで働いている間に、例年より早く梅雨明けしてしまった。

 これから、日本の蒸し暑い夏が始まる。

 と言う訳で、滅多にないまるまる一日の休みを、どのように過ごそうか、優先順位を考えた。

 最初に考えたのは、読書三昧の一日である。

でも本は、家でなくても、こま切れの時間でも、読めないこともない。

 思い直して、「メリーポピンズ」のDVDを観ることにした。

 夏休みに子どもとNYに行くが、夫が、「MARY POPPINS」のブロードウェイミュージカルチケットを手配してくれている。

 ゴールデンウィークに行った時には、二人で「The PHANTOM of the OPERA」をオーケストラ席で観て、感動して涙があふれた。

 当たり前のことだが、ミュージカルは英語で上演されるので、予習をしていかないと、聴きとれずに勿体ないと思ったのだ。

 「メリーポピンズ」は、ディズニー映画にもなっているくらいなので、お話自体は子ども向けである。

 でも、自分が昔読んだはずの絵本を、子どもに読み聞かせをしていて、感動した覚えはないだろうか?

 学生時代に読んだ本を、最近になって読み直して、新たな発見をした、という経験はないだろうか?

 子どもは、メリーポピンズの魔法に目を奪われるだろうが、大人は、父親や母親の気持ちに寄り添い、家族の在り方について考えるのではないだろうか?

 銀行員の父親が、家族の大切さに気付いた時、本当に良かったと思い、子どもは、なんて純粋なのだろうと、改めて思った。

 我が息子・娘が、子ども時代を思い出し、大人の見方をしてくれればと思うが・・・

 まっ、過剰な期待はせずに、楽しんでくれればいい!