9月28日(月) ピアス

 今日、仕事帰りに、念願のピアスをあけた。

 春先からずっと思い続けていたのだが、蒸し暑いシーズンは、傷口が化膿するリスクがあるから、涼しくなってからの方がいいよ、とのアドバイスを受け、秋の訪れを心待ちにしていた。

 今年は残暑も無かったが、旅行の疲れが取れ、仕事に一段落着いた今日、朝思い立って、出勤してから、クリニックの予約を取った。

 クリニックは以前からリサーチしてあった。私より少し若い形成外科専門の女医さんが駅前で開業していて、美容整形もやっている。

 ピアスと言えども、体の事なので、きちんとした医療機関で施術したかった。

 頭の中は朝からピアスの事で一杯だったが、昨日の研修会の残務処理やら、請求業務、会報の発行など、仕事が目白押しだったので、心して集中するようにした。

 就業の時間が近づくにつれ、胸がドキドキして来た。

 後悔したく無かったので、同僚に、穴を開ける位置を一緒に見てもらい、油性のマジックでマークしてもらった。

 位置を決めるために、耳たぶの真ん中にパールがくるタイプのイヤリングと、耳たぶを挟むリングタイプのイヤリングと、夫がニューヨークから送ってくれた、いずれ着けるピアスを持参した。

 万全の準備をして、クリニックに向かった。

 ファーストピアスは、クリニックに用意されている、医療用ピアスの中から、人工ダイヤ(ガラスビーズ?)を銀色の爪で囲んであるタイプを選んだ。

 人気のタイプだそうで、見た目も普通のピアスである。

 一瞬、ゴムが切れてパチッと当たったような痛みがあったが、無事両耳にピアスの穴があいた。

 自宅に戻って、チェックしたら、ピアスが思っていた通りの位置にあるので、嬉しくなってしまった。

 2〜3日ジンジンするかもしれません、と言われた痛みも、帰宅して夕食を作り終える頃には、耳が存在感を訴えるようなことは無くなった。

ただ、意識はどうしても耳にいってしまう。

 ファーストピアスは1か月着けたまま。その後は、自分の好きなデザインのピアスが着けられる。素材は、しばらくは、18金以上のものがいいとのことである。

 10月はピアス選びが楽しめそうで、今からルンルン気分である。