10月6日(火) 藤井フミヤの言葉から(その2)

 前回の続きで、二つ目は、「つらいことは、対処の仕方を学ぶ場だと思えばいい」というものである。

 藤井フミヤ曰く、自分がつらいと思うことは、意外にそれが自分の弱点だったりするので、謙虚に受け止め、どう対処すればいいかを考えるそうである。そこから何を学ぶべきかを考えることは勉強になるし、それによってストレスもなくなるとのこと。

 この文章は、漠然としているので、分かりにくいかもしれない。

 例えば、こんな風に考えたらどうだろう?

 今、失恋したとする。若い頃なら、わんわん(しくしくでも構わないが)泣いて、友達に話を聞いてもらい、自分のどこが悪かったのか多少の反省はするだろうが、立ち直るべきタイムリミットが来れば、何事もなかったかのように見事に立ち直り、次の恋人を探すだろう。

 反省が足りない分、同じ過ちを繰り返すかもしれない。が、それが許される十分な時間と若さがある。

 では、アラフィフの私たちはどうでしょう?

とりあえず、涙は流すでしょう。話せる内容なら話も聞いてもらうでしょう。ここからが若い頃とは違います。

自分のどこが悪かったのか、徹底的に分析し、反省します。基本的には立ち直れませんが、出した結論に基づいて、前に進む勇気と知恵があります。

十分反省するので、同じ過ちは決して繰り返しません。普通は懲りるので、次の恋人を探すのではなく、別の道を歩みます。

少しは、イメージが湧いたでしょうか?ますます、分からなくなったかも・・・

 誤解があるといけないので念のため、このシチュエーションはフィクションです。