10月18日(日) ・・・という話。

 ニューヨークの夫とSKYPEをしていて、最近たまたま気付いたことがある。

 それは、夫が私に何か教えてくれた時、必ず、「・・・という話。」で終わるという事だ。

 始めからそうだったのか、最近のパターンなのか、それとも、最近私に教えることが多くてそうなったのか、分からない。が、そうなのである。

 そのことを夫に言ったら、朝起きたばかりだった事もあって、よく分かりません、という顔をされてしまった。

 どーでもいいことなのだが、私は、ある決まり文句を連想してしまい、思わず笑ってしまったのである。昔話の、「・・・だったとさ。」である。

 まるで、父親が娘に話しかけるように、あるいは、先生が学生に教えるように感じられ、何とも心地よく聴き入っている。

 夫にしてみれば、「そんな事常識だろ、勘弁してくれよ」と思っているか、人を教えることから半年遠ざかっているので、私に話すことで、程よいストレス解消になっているか、それは分からない。

 今の私にとって、SKYPEを通して夫と会話することは、肌の触れ合いこそないが、心温まる大切なコミュニケーションである。