12月10日(木) お化けプラタナス(12月6日)

 先週末、土曜日は午後からの雨で、寒い一日となった。12月も押し迫ってからでは、何かと慌ただしいので、時間のあるうちにと思い、美容室でカラーリング&カット&トリートメントをした。

 心では、ニューヨーク旅行も控えているし、思い切ってイエロー系のブラウンに染めようかと思っていた。

念のため、一緒に歩く夫に確認したら、「NO」と言われたので、今回は諦めて、結局、今までよりもちょっと明るめのブラウンにした。

雨は夕方から激しくなったが、翌日曜日は、一転して、快晴の暖かい日になった。

 午前中、夫と新宿に出て、紀伊國屋で本を選んだり、頼んであったスーツを受け取った。荷物が重くなったので、いったん自宅に戻った。

 昼食を食べてから、銀杏の黄葉がきれいな蘆花公園まで、ウォーキングをしようかとも思ったが、着替えるのが面倒だったので、そのままの格好で、もう一度新宿に出て、新宿御苑を散歩することにした。

 新宿御苑自体、中に入るのは久しぶりだったが、まして、桜の季節でなく、秋のこの時期は、それこそ、四半世紀ぶりだったので、新鮮で、ちょっと感動した。

 私たちは、新宿駅からは遠い方の、大木戸門から入った。

 「フランス式整形庭園」では、四季咲きのバラの花を見たり、既に、落葉していたが、プラタナスの並木を歩いた。

 プラタナスは、ニューヨークやパリなどでも見かけたが、高緯度の地域に多く植えられている。三つ指の葉が特徴の高木である。

 次に「イギリス風景式庭園」では、手入れの行き届いた芝生の上で、子ども連れの家族やカップルが、思い思いに遊んだり、寛いでいる光景が印象的だった。

 スイセンの花が満開だったが、少し違和感を覚えたので、家に戻ってパンフレットを見直すと、ニホンスイセンではなく、ペーパーホワイトという種類のスイセンだった。

 カエデの紅葉やイチョウの黄葉が見所の「日本庭園」を通って、新宿門に出た。

 もう少し散歩しようと思って、新宿門を通り過ぎて歩いて行くと、左手に、宮崎駿監督の映画に出てくるような、夜になると歩きだしそうな木を発見した。

 近寄ってみると、なんと、この木はプラタナスであった。

 プラタナスと言えば、並木を思い浮かべるが、こんなにも大木になるとは知らなかった。

 一見の価値ありである。新宿御苑に行ったら、是非。