12月15日(火) ギクッ!あぁ〜、やってしまった・・・

 先週の土曜日のことである。午前中は、息子も来年は高校3年生だし、通うかどうかは別にしても、情報収集だけはしておこうということで、大手予備校の説明会に夫と二人で出掛けた。

 帰宅後は、夕方から、学生(と言っても、社会人大学院生なので、私と左程年齢は変わらない)が、論文を見せにくるというので、一週間ぶりに掃除をした。

 もう少しで掃除機がけ終了、というその直前、床に散らかっていたものを拾おうとして、「ギクッ!」あぁ〜、やってしまった・・・

 久しぶりのぎっくり腰である。

 最初の「ギクッ!」は、結婚して初めての年の暮、忘れもしない12月30日、大掃除で掃き出しの窓ガラスを拭いている時に起こった。

 この時は、しばらくは全く動くことができず、ようやく動けるようになってから、出勤していた夫に、なるべく早く帰宅して欲しいと、半ベソで電話をしたのを覚えている。

 翌日、心配した夫が、大晦日でもやっている接骨院を、自宅の近所で見つけて来て、連れて行ってくれた。

 結婚して初めてのお正月くらいは、着物を着たいと思っていたので、接骨院の先生に無理を言って、ポキポキ整体をしてもらった。おかげで、帰りは、ほぼ普通に歩けるようになっていた。

 2度目の「ギクッ!」は、正確な日付は覚えていないが、数年前、やはり掃除中に起こった。

 ただ2度目は、夫の対応が、1度目の時とは、明らかに違った。心配より迷惑という気持ちの方が勝っているように思えた。

 もしかしたら、心配する気持ちの照れ隠しだったのかもしれないが、「自己管理が出来ない」とか、「頑張っても、結局寝込んだら何にもならない」とか言われて、体に痛みがある時だけに、本当に辛かった。

 もちろん、夕食を買って来てくれたり、お風呂掃除をしてくれたりはしたが・・・

 その後は、用心した。ぎっくり腰をやる時は、直前に、腰が疲れで張って重くなる。ここで無理をしないで、休養を取ればいい。

 3度目の今回は、その前兆もないまま、いきなり「ギクッ!」ときたので焦った。ただ、疲れがたまっていたことに間違いない。

 幸い、軽く済んだので、寝込むことはなかった。昨日は、出勤前に、20年前にお世話になった治療院に寄って、マッサージを受けた。

 治療を終えて、すぐに仕事に行ったので気付かなかったが、携帯に夫からの着信履歴があった。お昼休みには、腰の具合を心配するメールが届いた。

 嬉しかった。

 もしかしたら、2度目の時も、今回も、心配してくれる気持ちに、変わりはないのかもしれない。でも、表現の仕方次第で、相手を幸せな気持ちにも、悲しい気持ちにもさせるのだ。

 このことは、私自身、気を付けなければならない、と今は思っている。


 来週は、13時間飛行機に乗らなくてはならない。腰を痛めている場合ではないのだ。あとは、何回かのマッサージと、気合いで直すことにしよう。