3月13日(土) 春色の風に乗って・・・

 「春色の風の乗って海に連れて行ってよ。煙草の匂いのシャツにそっと寄り添うから。なぜ・・・」
アラフィフ世代の私達にとって、青春を思い出させてくれる松田聖子さんの歌である。

今日は、思わずそんな歌を口ずさみたくなるような、春風が吹く、暖かい一日だった。

 先日購入した、コーラルピンクのワンピースを初めて着てみた。心まで温かくなっていくのを感じる。

 子どもたちを学校に送り出してから、Skypeで夫と話し、洗濯と掃除を終えてから、予約してあった美容院に、カラーリングをしに行った。

 春になって、洋服の色が明るくなったので、髪の色も、もっと明るくしたいと思ったのだが、スタイリストさんに、「いきなりは何なので、夏に向かって徐々に明るくしていきましょう」と説得された。

 彼女はお子さんを産んでから、日曜日を定休にしている上に、平日は5時で上がってしまう。仕事を持っている私は、土曜日に予約を取るしかない。

 土曜日は学校行事があったり、プライベートな用事を入れたいので、本来なら不便極まりないのだが、私は彼女を指名している。彼女を信頼しているからだ。

私は今髪を伸ばしていて、去年のGW前に短く切ったのが最後で、その後は、揃える程度にしている。

 今までも、伸ばそうと思ったことは何回かあるのだが、途中で嫌になってしまった。今回は、リタイアすることなく、順調に伸ばし続けている。

 それと言うのも、彼女が、ポイントポイントで的確なアドバイスと、施術をしてくれるおかげである。

 例えば、私は髪の毛にクセがあるのだが、梅雨に入る前に、ストレートパーマをかけてくれたりする。

 でも、ストレートパーマを私が気に入って、半年ぐらい経って取れたころ、またストレートパーマーをかけてと言っても、「冬は乾燥しているから、保湿のトリートメントで充分、髪の毛も傷まないし」と言って、パーマより安いトリートメントを勧める。

 彼女の言う通りにしていて、後悔したことがないので、今回も言うことをきくことにした。

でも、近々、あの位(と言って、女の子を指さす)の色にしてみたい、と言ったら、「分かりました。時期と方法を考えましょう」と言ってくれた。

彼女には、私が途中で短く切ると言ったら、2、3回は止めてと頼んでもある。

 今日は土曜日なのに、時間がよかったのか、比較的空いていて、他のスタイリストも私に話しかけてきた。

 みんな「ピンクのワンピースが似合う」と言ってくれた。話半分にしても、褒められて嬉しくない人はいないだろう。

 心に無いことは言えない、ということを知っているから。