6月10日(木) 自分を大切にするということ

 今日は、友人に関して、ショックな情報が耳に入って来てしまった。

 具体的な話は差し控えたいが、自分の体に異変を感じたら、直ぐに病院に行くべきである。他にどんな理由があったとしても、自分の体のことを、先ず、第一に考えるべきである。

 誤解を恐れずに言えば、自分の体を大切に出来ない人は、結局、自分の周りの人のことを、思いやっていないということだと思う。

 なぜなら、私たちが、大切に思う人に望むことは、普通、地位や名誉やお金では無く、いつまでもそばにいて欲しいということだからである。

 私も過去に、下血したり(焼き肉のたれを血に見間違えたという説もある)、寝返りも打てないほどの胃腹痛に襲われたことがあるが、その際、下血の時は、当日、娘を幼稚園に送り出してから、姑に娘のお迎えを頼んで、広尾にある日赤医療センターまで行ったし、腹痛の時は、夜同僚にメールして、翌日休む旨を伝え、胃カメラ検査ができるように朝食を抜いて、近所の評判のいい医院を受診した。

 二回とも、幸い、大事には至らなかったが、その時思ったことは、下血の時は、“今はまだ死ねない!”だったし、腹痛の時は、“今はまだ死にたくない!”であった。

 子どもの年齢や、自分が置かれた状況で、気持は微妙に変化するが、いずれも、自分の体と、周りの人のことを、同時に考えた。

 昨年、一時、すごく落ち込んだ時期があって、その時は自分も周りもどうなっても構わないと思い、定期健診を受診するのを止めて、あるががままを受け入れようかとも思ったが、徐々に気持ちも癒され、思い直し、今はまた元通りである。

 どんな立派な仕事をしていたとしても、ノーベル賞を取るほどの人は別として、代わりはいる。

 でも、親、子、パートナー(これは微妙だが、そうありたい)に代わりはいない。

 自戒の意味も込めて、体の調子が悪い時は、何をさておいても受診しよう。