6月16日(水) Welcome New Rose
13日(日)は、天気予報は雨だったが、晴れたので、ちょっと得した気分だった。
引き続き、留学の片付けをしているのだが、この日は、お土産のマグカップを片付ける予定にしていた。
古い物は、去年のGWからなので、もう一年以上、値札などのシールが、付いたままである。なるべく早く剥がさないと、きれいに剥がれなくなってしまう。
行った先々で、マグカップやキーホルダー、ボールペンを、自分のお土産に購入するのが、夫の習慣である。
マグカップを眺めながら、私も一緒に訪れた場所は懐かしく、行っていない場所はどんなところか思いを馳せながら、まるで、アルバム整理のように楽しかった。
シール類をきれいに剥がしてから、取っておいた梱包材を巻いて、どこの記念マグか記入して、小型の段ボール箱に丁寧に収納した。
その数20個。多いのか少ないのか判断に迷うが、飾る場所が確保できたら、並べて、楽しみたいと思っている。
また、この日は、昼食をとってから、車で神代植物園に行った。ウォーキングかサイクリングがしたかったが、公園内を散歩すれば同じことである。
毎年、薔薇の季節には、バラ園を見に行っている。今年は1カ月遅いので、どうかと思ったが、何とか咲いていた。
バラ園では、二人の写真を撮ってもらったが、写真を撮ってもらうのにも、最近は、なるべく、一眼レフカメラを首から下げている人に頼む、という技を覚えた。
何気ない構図だが、写真好きだけあって上手だからである。
その後、苗などを販売している売店に行って、薔薇の木を2本購入した。
以前から欲しかった、ブルー・ムーン(青紫)と、ピエール・ドゥ・ロンサール(中心が淡いピンク、周りが白)、いずれも大輪だが、お手頃サイズがたまたまあったからである。
あまり小さすぎると、枯れやすかったり、形良く成長するか分からないし、大きいものは値段が張るし、車で持って帰るのが難しい。
帰りの車の中で、夫は、少し休んでから植える作業をしようと言っていたが、私は絶対すぐに作業に入るに違いないと思った。案の定、車を降りるなり、植える場所の目処をつけ、スコップで掘り出した。
薔薇を植えただけでは終わらず、ついでに私は、咲き終わった薔薇の剪定を、夫は芝刈りをやってしまった。
ハードな作業の後のお酒は美味しく、また、月曜日から頑張るぞ!という元気が湧いてきた。
ところで、後で調べて知ったのだが、購入した薔薇の名前であるPierre de Ronsardとは、1524年から1585年を生きた、ルネサンス期のフランスのプレイヤード派の詩人であった。
プレイヤード派とは、当時公用語であるラテン語に対し、俗語とされていたフランス語文学の中に、古典語の格調高さ、優美さを取り入れることを主張したグループのことである。(ウィキペディア)
また、偶然にも、品種が発表された1989年は、私たちが結婚した年であり、発表国のフランスは、新婚旅行で訪れた国でもあった。
ピンク色は私の大好きな色でもあるので、この薔薇には、私の名前を付けて愛でることにした。ついでに、と言っては失礼だが、ブルー・ムーンの方には、夫の名前をつけて、大切に育てることにした。
来年の春、たわわに咲き誇る薔薇の花を想像すると、心がウキウキする。