8月31日(火) フェアレディ Z―名前の由来

 8月も今日で終わり、いよいよ明日から9月である。我が家では、娘が明日始業式を迎える。息子は3日が始業式ということで、今少し家にいる。

 先ほど娘に、「明日お弁当要るんだっけ?」と尋ねたら、「頭切り換えて!」と厳しい言葉を返されてしまった。

 夏休み中は、普段より30分から1時間遅く起きても間に合ったので、明日からまた、緊張の日々が始まる。娘に言われるまでもなく、頭を切り換えなければ・・・


 さて、再度、我が家の車の話である。

 「フェアレディZ」の「Z」はともかく、「フェアレディ」の方は、何とも素敵なネーミングだと思い、購入する際調べてみた。

 「フェアレディZ」は、ダットサン・フェアレディの後継車種である。ダットサン・フェアレディが最初に発表された1960年の前年、当時の日産の社長川又克二氏が、渡米した際に観覧した、ブロードウェイミュージカル「マイ・フェア・レディ」に、感銘を受けて命名したそうだ。

 「マイ・フェア・レディ」は、1956年3月にブロードウェイで初演され、6年6ヶ月に及ぶロングラン公演となったヒットミュージカルである。

 内容を一言で言ってしまえば、花売り娘のイライザが、ヒギンズ教授の訓練を受けて、レディへと鮮やかな変身を遂げる、という話で、映画「プリティウーマン」と似ている。

 川又社長が、クルマにも洗練されてゆく美しさを求めて付けた名前である。

 「フェアレディ(FAIRLADY)」は「貴婦人」を意味し、「Z」はアルファベット最後の文字であることから、「究極」を意味する。

 「フェアレディZ」を直訳すれば、「究極の貴婦人」ということになる。

 フロントからの姿は、茶目っ気たっぷり、後ろ姿は、何とも肉感的で色気たっぷりである。

 名前の由来となったミュージカル「マイ・フェア・レディ」と、車名の「フェアレディZ」を合わせて、「マイフェアレディZ」という言葉を作ってみた。

 「私の(僕の)究極の貴婦人」という意味である。

なかなか素敵だと思ったので、試しに夫に、これからは私のことを「マイフェアレディZと呼んで」と頼んでみたが、答えは「NO」であった。