10月31日(日) 20年ぶりの新幹線!
台風一過のはずが、朝は霧雨が降ったりして、すっきりとしない一日の始まりとなった。
今日は、子どもたちを送り出した後、夫の用事に便乗して、盛岡まで日帰りで行って来た。もちろん、旅費は自己負担である(笑)
盛岡は、中学・高校時代に林間学校で行ったり、就職してから、八幡平に友人とハイキングに行ったり、学芸員として働いていた頃、岩手大学に「南部藩史料」の調査に行ったりと、何かと縁のある土地である。
林間学校で訪れた頃は、まだ東北新幹線が建設される前で、確か、“特急はつかり”という列車で、6時間以上かかっていた。
今日は、秋田新幹線「こまち」で、たった、2時間30分で着いてしまった。
「こまち」の停車駅は、東京駅を出発すると、上野・大宮・仙台・盛岡である。その飛ばしっぷりは、何とも潔い。
そして、今日一番驚いたことは、私が新幹線に乗車するのは、たぶん、20年弱ぶりだということである。東北新幹線に限らずである。
子どもが出来てからと言うもの、家族旅行は専ら自動車だったし、子どもを残して、夫と二人で旅行することもなかったからである。
そんなこともあって、盛岡日帰りはもったいないと思いつつ、一緒に付いて行くことにしたのだ。
大通り商店街を歩いていると、ハローウィンの仮装をした子どもたちに出会った。盛岡もなかなかお洒落じゃない・・と思いながらしばらく歩いていると、何となく変な感じがした。
BGMが流れていたり、ハローウィンのトークショーが生放送されたりしていて賑やかな割に、辺りを見渡すと、人影もまばらだし、何といっても、日曜日だというのに、シャッターが閉まっている商店が多いのだ。
岩手県の県庁所在地盛岡の中心街も、所謂「シャッター商店街」になってしまっていた。
20年前に訪ねた時はもっと賑やかだったはずなのに。
後で、タクシーの運転手さんに聞いたら、大通り商店街の電気屋さんも頑張っていたが、ショッピングセンターの進出で、この春、とうとう閉店に追い込まれたとのことであった。
盛岡城址、岩手銀行旧本店、岩割桜など、以前訪ねたところをもう一度見て回った。
市内も紅葉が見頃で、東京より一足早い紅葉狩りを楽しむことができた。
今日は何といっても、20年ぶりの新幹線に興奮した。乗る前から笑いが止まらず、盛岡に降り立った途端、思わずにやけてしまった私だった。