12月23日（木） 葉山でクルージングetc.

　今日は、天皇誕生日の祝日だった。クリスマス・イヴ前日のお休みなんて、素敵なプレゼントである。

　私たちは、前もって夫が予約してくれていた、葉山でのクルージングに出掛けた。

寒いのを覚悟していたが、幸いにも、朝から快晴、風も穏やかで、暖かい一日だった。

　9時過ぎに、愛車フェアレディZロードスターで出発して、環八、第三京浜、横浜新道、横浜横須賀道路、逗葉新道を経由して、葉山マリーナに到着したのは、11時少し前だった。

　申し込みをしたクルージングは、「ベイクルーズ葉山」の「江ノ島・裕次郎灯台周遊コース」である。45分のクルージングの後には、マリーナ内のレストラン「恩波亭」で、フレンチのランチコースが付いている。

　葉山マリーナを出港後、名島にある裕次郎灯台を通過して、往路は沖合を通って江ノ島に向かった。正面には、真っ青な空に、雪を頂いた富士山を、くっきりと見ることができた。

　復路は陸側を通って、鎌倉の海岸線を眺めながら帰航した。

　帰航後、ランチを頂きながら、クリスマスプレゼントの交換をした。

　私から夫へは、黒の革の手袋。夫からは、お揃いのピアスとネックレス一組と、もう一つピアス。こちらは、結婚記念日にもらったピアスに合わせて購入したネックレスに、とても合うピアスだった。

　早速、ピアスとネックレスを付け替えた。

　ランチを済ませてから、しばらくデッキに出て、景色を眺めていると、お腹も一杯になったことだし、近くを散歩したくなった。

　レストランを出て、防波堤まで行ってみた。ベンチがあるところなどは、ニューヨークのブルックリンの公園にそっくりだったし、ウッドデッキになっているところなどは、同じくニューヨークのコニー・アイランドそのものだった。

　沖にはヨット、遠くに富士山が見えた。防波堤には、多くの釣り客がいたが、収穫はいまひとつだったようだ。

　道に出ると、オープンカーが5台走って来て、少し先に駐車するのが見えた。

　近づいて行くと、その少し先に見覚えのある建物が見えた。「ラ・マーレ・ド・茶屋」である。新婚時代に、夫と来たことがある。

衝動的に店内に入り、テラス席でケーキとコーヒーを頂いた。

　すっかり満足して、レストランを出ようとしたら、帆立て貝の殻がたくさん入った籠が置いてあるのが目に入った。

　殻に願い事を書いて、外のツリーのオーナメントとして、飾ることが出来るらしい。

　早速ペンをとって、「家庭円満、健康で充実した1年に！」と書いて木に括りつけた。

　帰りは、私の運転。行きとは違うルートを採ることにした。逗葉新道、横浜横須賀道路、湾岸線、首都高を経由した。

　理由は簡単である。ライトアップされた、ベイ・ブリッジ、レインボー・ブリッジ、東京タワーを見るためである。

まだ少し時間が早かったので、途中、「大黒ふとう」のパーキングエリアで休憩を取った。

　「大黒ふとう」に寄ったのは初めてだったが、噂通りの光景を見ることが出来た。

　今日は、ポルシェの改造車数台が、その走りをパーキング内で試していた。

　暗くなり始めた頃出発して、一路レインボー・ブリッジを目指した。テレビで見るような、虹色にライトアップされた橋が、目の前に現れた。

　再び「芝浦」のパーキングに入った。ここからは、窓越しに見るか、フェンス越しにしか、橋を見ることは出来なかったが、パーキングを出て、本線に合流する手前で、後続車が来ないことを確認して、ブレーキを踏んで止まり、写真を撮ることができた。

　今日は、今年最後の祝日を楽しく過ごすことが出来た。

去年の今頃は、アリューシャン列島の空の上だったな、などと考えながら、明日は、クリスマスパーティーのための買い出しをしなければ・・と急に現実に戻ったのだった。