1月20日(木) 定期昇給とベースアップ

 今日は、朝は昨日の暖かさがが残っていたのか、それほど寒さを感じなかったが、仕事が終わって、外に出た途端、冷たい北風が吹いていた。

 昨日、日本経団連米倉弘昌会長と、連合の古賀伸明会長による労使トップ会談が、経団連会館で開かれ、2011年の春闘が事実上スタートした。

 連合は、定期昇給(定昇)を確保した上で、諸手当や一時金を含む給与総額で、「1%引き上げ」を要求した。

 経団連も定昇維持は容認しているが、景気見通しが不透明として、「1%引き上げ」には難色を示している。

 一口に、「給料が上がった」と言った場合、その内容が、定期昇給によるものか、ベースアップも同時に行われたのか、正確に認識しているだろうか。

 恥ずかしながら、今まで私は、額面しか見ていなかった。

 給料は、通常、「年齢給+勤続給+能力給」となっていて、このうち、年齢給・勤続給は、毎年自然に上がるようになっていて、これが定期昇給(定昇)である。

 例えば、1歳年齢が上がる毎に1,000円アップ、1年勤務する毎に500円アップといった具合だ。

 ベースアップとは、この定期昇給のための、ベースを上げるということ。

 例えば、25歳の年齢給を、200,000円から205,000円にアップ、年齢給のアップ分を、1,000円から1,050円にアップ、勤続給のアップ分を、500円から510円にアップ、という具合である。

 これは、パート社員にも適用される。

 時給が1年毎に決まった額だけアップするのが定期昇給、ベースアップはアップ額を上げるということ。

 つまり、1年目時給900円が、2年目50円アップするのが定期昇給、ベースアップは、この50円を60円にするというもの。

 給与明細には、いちいち定期昇給××円などとは書いていない。勤務先の給与規定を見るしかないだろう。

 主婦をしながら働くようになって、それなりに忙しい毎日を送るようになった。

労働の対価である給与を、今までとは少し違った目で見るようになったようである。