2月28日(月) 「恋とニュースのつくり方」を観に行った!
今日で2月も終わり。2月の締めくくりに相応しく、都心でも、午後から雪まじりの雨が降った。
先週末、土曜日は、朝一番で美容院に行って、ストレートパーマをかけた。一年に一度位が丁度いいと言われていたが、10か月経って、もともとクセ毛の私の髪の毛は、まとまりが悪くなり始めていた。
今週末に卒業式を控え、少しはきちっとしておかなくては、と思ったのだ。ついでに、前髪も揃えたら、今回は少し切り過ぎたようで、夫からは不評だった。
まっ、髪の毛はすぐに伸びるものだから。
午後からは、車で実家に遊びに行った。お正月以来である。
そして、日曜日、午前中から出掛け、買い物等用事を済ませ、午後から新宿で夫と待ち合わせ、「恋とニュースのつくり方」を観に行った。
ひとことで言ってしまえば、“恋に仕事に頑張りながら奮闘する女性を描くサクセス・ストーリー”といったところ。
プログラムも参考に、あらすじをまとめると・・・
主人公ベッキー(レイチェル・マクアダムス)は、地元ニュージャージーのテレビ局を首になり、落ち込んだのも束の間、恐るべき熱意で就職活動を開始し、とうとうニューヨークのテレビ局で、朝の情報番組のプロデューサーに採用される。
だが、現実はそう甘くはなく、任された番組は、超低視聴率番組だった。視聴率を上げるべく、メインキャスターを首にして、伝説の報道キャスター、マイク・ポメロイ(ハリソン・フォード)を採用する。
このことで、ベッキーは局内で注目の存在となる。さらに、かつてマイクの番組を担当していたプロデューサーのアダム(パトリック・ウィルソン)にデートにまで誘われる。彼は、局内の女性社員の憧れの的だった。
しかし、マイクとパートナーのキャスターコリーン・ベック(ダイアン・キートン)は、顔を合わせれば喧嘩ばかりで、本番中も険悪ムード。当然、視聴率は下がる一方で、とうとう、6週間以内に視聴率を上げなければ、番組を打ち切ると宣告される。
なりふり構わず、ベッキーが取った行動とは・・・といったところ。
舞台がニューヨークということで、街の風景が見られればいいな、くらいの気持ちで観に行った。期待度が低かった分、結構楽しめ、元気ももらえたので、得した気分!
ところでこの映画、アメリカでの原題は「Morning Glory」である。
朝の情報番組で、成功を収めた女性の、サクセス・ストーリだから、“朝の栄光”?
何となくピンとこない。
辞書を調べてみたら、“Morning Glory”には“朝顔”という意味があった。う〜ん、イケてる!
情報番組自体がテレビ局の“朝の顔”とも取れるし、主人公ベッキーがテレビ局の“朝の顔”とも取れる。
でも、きっと、主人公ベッキーが、朝早く開花する“朝顔”のように、朝早く仕事をしている時が、一番輝いている、と言いたいのだと思う。
“輝いている”と言えば“glory”である!
子どもがまだ、小学生だった頃、朝早く起きて、朝顔の蕾が開花する瞬間を観察したことがある。確か、4時だか5時だか、ものすごく早い時間だったと記憶している。
それにしても、「Morning Glory」が、なぜ、「恋とニュースのつくり方」となってしまうのか?
確かに“Morning Glory”を受験英語のように“朝の栄光”と訳しても、また、たとえ“朝顔”という意味を知っていたとしても、映画の内容の手がかりとするには、十分ではない。
日本人は、内容を簡潔に表現している題名が大好きである。言い換えれば、考えたり、想像することが苦手なのだ。
映画でこんな小難しいことまで考える必要はないのだが、主人公ベッキーを見ていて、“朝顔”という言葉はぴったりなのに、と思った。ただ、それだけのことである。