4月11日(月) 優勝祝賀会じゃあるまいし・・?

 昨日の日曜日は、夫と私は、選挙があったので、遠出の予定は立てなかったし、息子は珍しく自宅にいた。娘も夕方には練習から帰って来たので、久しぶりに家族で、外食することにした。

 4月ということで、息子の進学祝いと、娘の進級祝い、家族揃っての夫の誕生祝いを兼ねて、馴染みのイタリアンレストランに向かった。私だけ、何のお祝いも無かった。(泣)

 当日予約は取れなかったので、夫と私が先発して並び、そろそろかというところで、息子と娘を呼んだ。結局、席に着くまで、1時間かかった。

 席に着くと早速、私たち夫婦は、赤ワインをボトルで、息子と娘は、ソフトドリンクをオーダーし、エスカルゴとサラダは各自に、ピザ2種類、スパゲティ2種類はシェアすることにした。

 暫くして、慣れない手つきのアルバイトが、我が家の飲み物をトレイに載せて、こちらに向かって来た。

 「お待たせ致しました」の挨拶は良かったが、その後がまずかった。ワインボトルを持ち上げようとしてバランスを崩し、ボトルを倒してしまったのだ。

 そして事もあろうに、ボトルの中の赤ワインは、勢いよく、息子にひっかかった。椅子の背中に掛けてあったコートと、白いTシャツは、赤く染まった。

 店長が飛んで来て謝った。

息子には、直ぐにTシャツを水で濡らしに行かせた。店長には、コートを直ぐに白洋舎に出しに行くよう指示した。

話を聞けば、この男子アルバイト、働き始めて、まだ1週間しか経っていないと言う。このお店でも、今回のアクシデントはワースト2に入るとも言っていた。

 ワースト1は、昨年、お客の頭から飲み物をひっかけた一件だそうだ。

 せっかくのお祝いだったのに、出鼻をくじかれ、気分を損ねたが、その後の店長の機転で、右肩上がりに盛り上がってきた。

 モーツァルトを聴いて育ったブドウから造った、赤ワインを出して来て飲まされ、最後には、3人のお祝いと言うことで、キャンドルを3人分乗せた、デザートの盛り合わせまで出て来た。

 因みに、全てお店のおごりであった。

 最初は、二度と来るものかと思ったが、ここまで接待されては、さすがの私も負けてしまった。それでもやっぱり、優勝祝賀会でもあるまいし、ワインを人に引っかけるのは、止めて欲しい!


 二人でワイン2本空けてしまった私たち夫婦は、帰宅後、玄関で靴を脱いで、そのままベッドに倒れ込み、寝てしまった。

 次に目が覚めたのは、3時半過ぎ、お風呂に入って、再び寝ようと思ったが、寝られなかった。

 玄関を見れば、私の脱いだ靴は、散らばっているし、こんなに酔ったのは久しぶり。でも、二日酔いになることもなく、今日も無事仕事を終えたのだった。