4月18日(月) 東京電力検針員

 先週は、自宅に仕事を持ち込むはめになり、日記の更新まで手が回らなかった。

 今日は、先週の土曜日に、機種変更した息子の携帯の、残りの諸手続きをするため、新宿東口の紀伊国屋書店本店前で、息子と夫と待ち合わせ、auショップに足を運んだ。

 その後、私と夫は自宅に、息子は新歓コンパに向かった。そして、今夜は、大学に近い祖父母の家に泊ると言う。

 新歓が始まってからと言うもの、自宅と祖父母宅と、半々位の生活が続いている。新歓については、また別の機会に書くかもしれない。


 ところで、今日は、東京電力の検針員の話である。

 昨日は、東京電力の会長が出て来て、責任を取って辞任すると言ったかと思ったら、今日になって、社長か会長か、どちらが責任を取って辞任するか、話をまだ詰めていないとか、相変わらず、無責任な態度を取っている。

 そんな会社だから仕方ない、と言えば仕方ないのかもしれないが、先週、我が家に来た東電の検針員は、夫の話によれば、まったくお粗末であった。

 福島原発の事故が起こる前は、家に人が居ようが居まい(居ても返事をしない時もあるので知っているのだ)が、大きな声で「電気の検針で〜す」と挨拶をして、勝手に門を開けて、電気メーターの所に行って、メーターを肉眼で確認していた。

 ところが、今回は、夫が庭にいたにも係わらず、ぼそぼそと何か呟き(電気の検針ですとでも、言ったのだろう)、門の外から双眼鏡でメーターを読んでいたそうだ。

 夫が、「そんなところから読めるんですか?」と尋ねたら、「はい」とも「は〜」とも、よく聞き取れない声で答えたと言う。

 福島原発の事故に対する、東京電力の無能で、不誠実な対応に、国民の誰もが、怒りを覚えるのは当たり前のこと。

 アルバイトの検針員に、当たっても仕方ないと分かっていても、嫌みの一つも言う人がいないとは限らない。

 いつもなら、門の中に入って、肉眼でメーターを読むのに、急に、門の外から、双眼鏡でメーターを読むなんて、おかしな話である。

 この行為が、検針員個人の判断によるものなのか、東京電力の指示によるものかは分らない。いずれにせよ、極めて不愉快である。

 「東京電力です。ご心配とご迷惑をおかけしております。申し訳ございません。電気の検針をさせて頂きます」とでも、言うべきであろう。

 検針員に対応を任せているのなら、それもお粗末、まして、門の外から、双眼鏡で検針するよう指示しているのなら、更にお粗末。

 たかが検針、されど検針。

 こんなところにも、東京電力という企業の、体質が見え隠れしている。