4月25日(日) 試合と引越しと発表会

 昨日の日曜日は、朝早くから、目の回るような忙しい一日だった。

 先ず、娘は、ピアノの発表会と、テニスの試合が重なり、テニスの試合が終わり次第、ピアノの発表会に向かう、というスケジュールになった。

 そのため、私も朝5時には起きて、おにぎりを作って、娘を見送った。試合終了時間は神のみぞ知る、どうか発表会に間に合いますように、の気分だった。

 暫くして、起きて来た夫と息子と、朝食を取って、その後、息子の引越しを手伝った。

 当初、大学へは、自宅から通学するつもりだったが、2時間近い通学時間は、実際問題として、身体がきついのと、時間が勿体ないとの両側面から、現実的ではない、という結論に至った。

 幸い、私の実家が、大学に近いこともあって、平日は、祖父母宅から通学することになった。

 主に衣類をまとめ、車で実家に向かった。自宅を出発したのが8時30分、実家に到着したのが9時30分だった。

 因みに、運転は息子、高速道路初運転(高速教習を除く)だった。

 次々と荷物を下ろし、今度は私の運転で、大型ショッピングセンターとホームセンターを回り、パイプハンガーとカラーボックス、机と椅子とカーペットを購入した。

 息子が、ストレートパーマをかけるとかで、自宅に2時前には戻らなくてはならなかったので、店内を走って移動した。

 すべての買い物が終わったのは、12時過ぎだった。

 急いで実家に戻り、用意してくれていたお昼も食べず、パンとお菓子と飲み物をもらって、帰路についた。

 帰りは、私の運転である。息子は、片道だけでクタクタになったそうだ。

 珍しく道路は空いていて、1時30分には、地元に着いたので、自宅に戻る前に、駅で息子を降ろした。

 自宅に戻り、少し寛いでいると、娘から電話があり、一度自宅に戻り、シャワーを浴びたいと言う。3時25分には駅に着くので、車で迎えに来て欲しい、と言うので迎えに行った。

 シャワーを浴びて、1回練習して、自宅を出たのは3時45分、出番は4時15分頃、ぎりぎりもいいところである。

 会場に着いたら、娘の前の前の人が弾いていたので、直ぐに舞台袖に向かった。

 娘は涼しげな顔で舞台に現れ、ショパンの「ワルツop.64の2」を弾いた。今年は、例年よりよく練習したので、そこそこ上手に弾けていた。

 ピアノを習い始めて10年、ようやく名曲らしい曲を弾けるようになった。途中、中学受験があって、止めさせようかと思ったこともあったが、細々とでも続けさせてよかった。

 ストレートパーマをかけた息子も、両祖母も聴きに来ていた。

 写真撮影までには時間があったので、その間に夕食を食べることにした。子どもたちが居酒屋に行きたいと言うので、最初に目に入った「和民」に行った。

 何杯目かに私が、トリスの「初恋ハイボール」を頼んだら、家族中が笑ったが、柚蜜をトリスと炭酸水で割ったこのカクテルは、とても美味しかった。

 夫が若い店員さんに、どうして「初恋」と言うのか質問すると、その店員さんは、柚は柑橘系なので、初恋の甘酸っぱい感じに通じるからだと思います、と答えた。

 夫が、初恋はカルピスの味だろう、という昭和生まれにしか分からないことを言ったが、案の定、その店員さんには、分らなかったようだ。

 7時過ぎに娘を会場に送り届け、一足先に自宅に戻った。

 息子のPCを購入しようと、ネットで色々調べたが、後日家電量販店に足を運ぶことになった。

 そうこうしているうちに、娘が戻ってきて、暫くして、息子は、祖父母宅に向かった。

 それにしても、本当に長い一日だった。