5月16日(月) 今どきの新歓事情

 さすがに今日は疲れていた。頭の中のイメージでは、テキパキ動いているつもりなのに、身体の動きは緩慢なように感じた。

 周りの人に確認したら、そんなことはないと言ってくれたが、何とか一日の仕事を終えることが出来てほっとした。

 さて、昨日のブログで、息子のクラブ活動について触れた。中高6年間軟式テニス部に所属していた彼だが、結局、大学でもテニス部に入部した(但し硬式)。

 昨日話をした6年生によれば、今年は、男子8名、女子6名が入部したそうだ。

ところで、息子が自宅からの通学を断念したのは、他ならぬクラブの新歓と因果関係がある。つまり、様々なクラブが、あまりにも丁重に新入生を歓迎してくれたので、来る日も来る日も、帰宅時間が遅くなったのだ。

初日から、いきなり終電を逃して、同級生の下宿に泊めてもらったのが、そもそもの始まりであった。

 もちろん、様々なクラブを回ったのは、彼の勝手であるし、遅くまで残ったのも、彼の勝手である。実際、女の子は、10時には帰宅したというのだから。

 そんな、新歓期間が2週間も続いたので、ギブアップしてしまったのである。私の実家が大学に近いこともあって、彼は迷わず、居候を決め込んだ。

 息子から聞いた、今どきの新歓事情の中で、笑える話を一つだけ。

新歓初日、彼が4〜5人でバスケット部を訪問して、他のグループと一緒に話を聞いた後で、いよいよ夕食接待となった時の話である。

外車や高級国産車ばかり6台が駐車している所に連れて行かれ、「君はこの車」「あなたはあっちの車」と、先輩の指示で割り振られ、焼き肉屋に連れて行かれたそうである。

しかも、車を出す際、息子の乗ったフォルクスワーゲンが、バックした際、後ろのベンツに少しぶつかったのに、「悪い、悪い!」「いや、最初から少し凹んでいたから、気にしないで!」で済んでしまったそうである。

あり得ない!!ここは、フランスのパリではなく、日本なのだから。先が思いやられると思っていたが、昨日上級生何人かと話をしてみて、その物腰の低さに、少し安心した。

ただ、5〜6年生が利用する駐車場をチェックしたら、トヨタヴィッツと並んで、ポルシェが駐車していたことも事実である。

いろいろな学生がいて、それはそれで、面白いのかもしれない。学生の本分は勉強だということだけは忘れないでいてもらいたい。

因みに、息子は自転車通学であり、車を買い与える予定もない。