7月24日(日) 思い出は、思い出のままがよかった?
今日は、娘は都合がつかなかったので、夫と二人でオープンキャンパスに行って来た。
学校めぐりは、ほとんど私たち夫婦の趣味で、二人の子どもの中学校選びから始まり、息子の大学選びの時も回ったし、夫がニューヨークに留学した時も、夫が留学したNYUは言うまでもないが、マンハッタンにある、コロンビア大学、市立ニューヨーク大学、しまいには、ロックフェラー大学まで行ってしまった。
留学1年目の春には、ボストンに行って、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学、夏休みには、家族揃ってフィラデルフィアにあるペンシルバニア大学、2年目の春には、プリンストン大学まで足を延ばした。普通、観光では、ここまでは回らないだろう。
さて、いくら学校めぐりが趣味だからと言って、大の大人が、オープンキャンパス だけでは能がないので、たいていは、ドライブを兼ねている。
今日は、横浜まで車を走らせて、山手方面をドライブした。パーキングに車を止めて、久しぶりに「海の見える丘公園」にも行ってみた。
山手ではお茶をしただけで、そのまま、すぐに根岸方面に向かった。
「あなたを思い出す この店にくるたび 坂を上って きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン 晴れた午後には 遠く三浦岬も見える・・・」
(荒井由実 「海を見ていた午後」)
そう、懐かしのドルフィンで、ディナーを食べて帰ろうというわけだ。
5時半前に着いてしまったので、一旦席に案内されたが、6時に予約を取って、近くの「根岸森林公園」を散歩することにした。
「根岸森林公園」は、元は米軍の競馬場だったので、その地形を利用して、周回コースが整備されている。夕方からの涼しい風に誘われるかのように、ウォーキングやジョギングを楽しむ人、犬の散歩をする人が目立った。
私たちも少し散歩を楽しみ、時間になったので、ドルフィンに向かった。話をしているうちに、ドルフィンが懐かしいのは私だけで、夫は初めて来たということが分かった。
お料理は美味しかったが、店内は途中から、私たちだけとなり、昔の賑わいを知る私としては、がっかり。夫も、ユーミンの「海を見ていた午後」のイメージで来たので、眼下に、マンションが建ち並ぶ風景には、ちょっと興ざめしたようだった。
例えは悪いが、久しぶりに同窓会に行って、昔付き合っていた彼(彼女)を見かけて、“あ〜見たくなかった!”と思う感じ、に近いのではないかと思う。
やはり、思い出は、思い出のまま取っておいたほうが、よかったのかもしれない。