8月2日(火) 今になって理転?

 最近、疲労によるものか、加齢によるものかは不明だが、身体の調子があまりよくない。

 とは言っても、妻だったり、母だったり、一人何役もこなさなくてはならない主婦は、ちょっと調子が悪いくらいで、休んではいられない。

 先週の土曜日も、娘と夫と三人で、オープンキャンパスに行って来た。

 7月に入ってから、週末は大体、どこかしらの大学のオープンキャンパスに、足を運んでいる。

 と言うのも、娘が進路を変更することになったため、一から大学を見直す必要が出て来たからだ。

 娘は現在高校2年生で、文系コースに在籍している。娘の高校では、高校2年生から、文系コースと理系コースに分かれるが、娘は高校1年時のコース分け調査で、文系コースを希望した。

 親としては、学科の成績から判断して、娘は理系だと思ったので、理系を勧めたが、反抗期も重なって、親の意見に耳を貸すことは無かった。

 就きたい職業も、娘の口から具体的に出たので、一応、納得せざるを得なかった。

 時期がちょうど長男の大学受験と重なっていて、こちらもまた、高校3年生の夏休み明けまで、理系の中ではあったが、進路が揺らいでいたので、親としても、高校3年生の長男の進路選択の話を優先してしまったのだ。

 高校2年生の1学期の中間テストが終わって、成績が出てみれば、文系のはずが、国語と社会はボロボロで、数学や理科の方がまだマシ、という状況。

 本当にこのままでいいのか、疑問を投げかけておいた。そして、期末テストが終わってから、親子3人でとことん話し合った。

娘も少しは成長したのか、自分の成績や、震災後の就職を取り巻く状況なども、少しは勉強したようで、理転(理系転向)を決意した。

学校のクラス担任にも相談したら、高校3年生から理系コースに移ることは可能とのこと。しかし、高校2年生の学年途中からは出来ないことも確認した。

娘は、文系コースではあったが、数学が好きで、6時間のコースを選択しているので、数学は何とかなりそうだった。

問題は理科だ。理科は自分でやるしかない。最悪なことに、理科は地学を選択しているという。つぶしがきかない。

化学を勉強しておいた方が、この先つぶしがききそうだが、娘は、物理が一番好きで、また、得意でもあるので、そこは譲らなかった。

早速、参考書を買ってきて、夏休みから自習し始めた。分らないところは、学校の物理の先生に質問しているようだ。

 とにかく、頑張るしかない!

話は息子に戻るが、息子も高校1年生の2学期までは、経済学部を志望していて、“リーマンショック”のレポートなどを書いていた。

 その後、私の父が入院、手術したことがきっかけとなったのか、志望を変更すると言い出し、こちらはぎりぎり、高校2年生から理系コースに入ったということがあった。

 それでも、文転するかもしれないということで、社会は、理系には珍しく、日本史を選択した。

 息子も娘も、あっちに揺ら揺ら、こっちに揺ら揺らで、見ている母としては、ハラハラし通しである。

 娘も、これからまだまだ、一筋縄ではいかないだろう。

 目標に向かって一直線、なんていうお子さんを持った人を羨ましくも思うが、人を羨んでも始まらない。

 なるようにしかならない、ある意味、開き直って向き合うことも、時には必要かもしれない。