7月21日(土) 出待ちをしちゃった!!

 今日は朝から夕方まで、娘の学校の保護者会&懇親会で外出した。レストランランチこそ出来なかったが、久しぶりに友人と話しをして、たまたま一緒になった娘と帰宅した。

 今週は私にとってエキサイティングな出来事が一つあった。それは初めて楽屋口で出待ちをしたことだ。

 先月観に行ったニーナ・アナニアシヴィリの「白鳥の湖」が、あまりにも素晴らしかったので、日本での公演はこれが最後だと言うし、最終日の公演チケットも直ぐに追加購入していた。

 そして19日(木)の夕方、上野の森にある東京文化会館に夫と出向いた。最終公演とあって、「ブラボー」の掛け声が飛び交い、最後はスタンディングオベーションで素晴らしい演技を称えた。

 きちんとは数えなかったが、カーテンコールが20分以上、10回はあったと思う。

 話は変わるが、日本共産党委員長志位和夫氏が、奥さんと娘さんと一緒に観に来ていた。席は1階の前の方だったが、休憩時間にはロビーで、持参した水筒の飲み物で、喉の渇きを癒していたのはさすがだと思った。テレビで見るよりずっと背が高く、スマートだった。

 さて、会館を出てすぐ右手に楽屋口があるのだが、私はそこでニーナが出てくるのを待った。一目見てみたいという思いに駆られたからである。

 宝塚歌劇団のあるトップの入待ち出待ちをしている友人から、だいたい1時間位で出てくるはずよ、という情報を得ていたので、それだったら待ってみようと思ったのである。

 ちょうど1時間位経った10時過ぎ頃から、グルジア国立バレエの団員たちがパラパラと出てき出した。女の子は細くて顔が小さくてキュートだし、男の子も格好良かった。

 そしていよいよ、ニーナが王子様(デニス・マトヴィエンコ)と出てきた。用意された車に向かったが、直ぐにファンに囲まれた。私は取り巻きからは少し離れて見ていたが、やはり顔が小さく、思っていたよりも小柄だった。

 車を見送り、すっかり満足して上野駅に向かった。山手線のホームに降りると、若い団員たちが電車を待っていた。車が用意されるのは主役級の人々のみなのだ。

 彼(彼女)らと同じ電車に乗り込み、彼らを観察したが、疲れも見せず、実に満足げな顔をして、楽しそうに会話をしていた。

 私たちは4駅目の東京駅で乗り換えるために降りなければならなかった。降りる間際に私は彼らに向かって拍手を送った。

 彼らは直ぐに観客であったことを理解してくれて、私よりさらに大きなジェスチャー(投げキッスなど)で応えてくれた。私が電車を降りてからも続けてくれた。外国人はノリがいいのである。

 今後は「くるみ割り人形」や「ロミオとジュリエット」、「ドン・キホーテ」などの演目を、機会があれば観に行きたいと思っている。