3月9日(土) お散歩が上手になった!

 3日(日)に娘のお友達が楽器を片手に訪ねてきた。卒業式の奏楽を練習するためだ。お友達がヴァイオリン、娘はピアノ。「愛の賛歌」を二人で演奏するらしい。

 我が家にヴァイオリンの音が響くのは初めてのことで、なかなか素敵だった。

 今週はもう一人、娘のお友達が遊びに来た。こちらは一泊二日である。私は仕事があったので、昼間はDVDを借りて来て、二人で自由気ままに過ごしていたようである。

 夜はお邪魔虫とは思ったが、「BRAVE HEARTS 海猿」を一緒に観た。そう言えば、二作目「LIMIT OF LOVE海猿」は娘と劇場に観に行ったっけ。

 ほとんどのお友達が進学先を決めて、娘はハードスケジュールである。今日は登校日でもないのに、学校に友達に会いに行った。

 さて、“J”である。犬を飼う前は、犬は普通に散歩するものと思っていたので、練習しなければ、散歩が上手に出来るようにならないなんて初耳だった。

 3か月になるちょっと前に、8種混合のワクチンを2回済ませ、獣医さんからはお散歩の許可は下りたが、狂犬病ワクチンを済ませるまでは、本格的なお散歩は控えた方がいいらしい。

 12月末から1月末までの1か月が、本格的なお散歩前の準備期間である。

第一段階は、自宅前で“J”を抱っこして往来を観察させるというもの。人間界に慣れさせるためである。1年の中で最も寒い時期なので、暖かい時間帯を選んで道に立った。“J”は首を左右に振り、道行く人、自転車、自動車をじっと観ていた。

第二段階は、“J”を抱っこして、お散歩コースを歩くというもの。さすがに軽くは無いので、自宅近辺に限った。

第三段階は、行きは抱っこして帰りは歩かせて帰ってくるというもの。帰巣本能があるので、帰る方が止まらずに歩いて?くれる。“歩いて”に“?”が付くのは、歩くと言うより走るからだ。

第四段階はいよいよ往復歩かせるというもの。もちろん短い距離である。やはり歩くと言うより走ってしまう。

ちょうどこの頃、TVで“困った犬大集合”的な番組をやっていて、その中でお散歩で暴走してしまう犬たちを紹介していた。

“J”そのものだ。これはどうにかしないと!気持ちは焦った。1月末から2月いっぱい、お散歩は二人がかり。止まってしまった時、一人が前方で呼ぶためである。暴走したり、座ってしまったり、“J”のお散歩には手がかかる。

朝は視界が開けるのと、特有の忙しない空気が漂うのとで、気が散ってしまいなかなか動かないので、お散歩は夕方にしていた。

この頃は優雅にお散歩している犬を見ると、もの凄いことをやっているように思えて、尊敬の眼差しで見てしまっていた。

3月に入って、主人と二人でお散歩をさせていると、二日連続で、何となく上手にお散歩出来るようになってきたかも、と思える日があった。

このままいくかも・・・と思ったのもつかの間、翌日は強風が吹き荒れていて、落ち葉が地面を転がるので、葉っぱばかり追いかけていた。

 その翌日と翌翌日は、娘が一人でお散歩させたが、上手になったと言う。昨日と今日は私が一人でお散歩させたが、走ることなく、私の顔も時々見ながら、上手にお散歩出来た。

 少し速足だが、決して走っていない。時々止まって何か観察することもあるが、若いので好奇心旺盛なのだろう。

 トイレトレーニングの時や、“sit”などの躾の時もそうだったが、“J”はある時ぴょんと階段を上がる。

 お散歩が出来るようになれば、部屋の中でいたずらをされないで済む場面が多々出て来るだろう。これで漸くワンちゃん達の仲間入りが出来たように思う。