6月22日(日) 父の日と着物とショッピング

先週の日曜日は父の日であった。実家の父のプレゼントは、弟に選びに行ってもらって、時計を贈った。

 我が家は、息子は帰って来られなかったので、娘がテニスから戻るのを待って、星乃珈琲店にスフレパンケーキを食べに行った。

 いつもはケーキを買って来て食べるのだが、星乃珈琲店のスフレパンケーキを食べに行こうと娘と話していたところだったので、父の日に夫も誘って食べに行ったのだ。

 夫と私は、ダブルスフレパンケーキをオーダーしたので、ホイップバターが上に乗った、二枚の分厚いスフレパンケーキが運ばれて来た。

 シロップはメープルシロップ、はちみつ、黒糖シロップから選べるのだが、私たちはオーソドックスにメープルシロップをチョイスした。

 別に、アイスクリームや生クリームもアドオン出来るようだ。

 娘はバナナやアイスクリームの上にチョコレートがかかっているシングルのスフレパンケーキをオーダーした。アイスクリームか生クリームかは選べるようだった。

 スフレパンケーキは絶品。思っていたよりボリュームがあった。

 自宅に戻りパエリアを炊いて、唐揚げとサラダを作って夕食とした。

 昨日は、午前中娘が振袖を誂えた呉服店から、展覧会のお誘いがあった。お扇子のお土産が付くと言うし、足袋も買い足したかったので行ってみた。

母から展覧会と言っても、実際はその作家の展示即売会であるということを事前に聞いていたので、そのつもりで行った。

 和田光正という金彩友禅の一人者の作品は、目を見張るものがあった。少し地味かなと思いつつ、糸菊の模様の訪問着を着てみたが、いつの間にか着こなせる年齢になっていたことに、私自身驚いた。

 もちろん買わなかったが、子どもが社会人になって、“J”が天寿を全うするのを見送ったら、着物もありかな?いずれにしても10年以上は先の事である。

 折角の休日、着物だけではもったいないので、友人とランチの約束も入れておいた。ランチをしながらのおしゃべりはもちろん楽しかったが、面白かったのはウィンドショッピングの方だった。

 まず、彼女がフェラガモのお財布を見るのに付き合ったが、私は内心「随分高級なお財布を買うな〜」と思っていた。

 彼女の言い分を聞けば、お財布の開閉部分がスナップとチャックは嫌で、そうするとフェラガモ位しかないという。

 その話を聞いた後で、他のブランドを見て回ると、確かにスナップかチャックのお財布ばかりである。

 高級志向ではなく、極めて合理的な理由があった。結局色で悩んで、今回は購入を見送った。これも話を聞けば、色で悩んで、何シーズンも購入を見送ることがあるという。こだわりがあるのである。

 私は日常使うものについては、用が足せればよい位に考え、買うとなったら、後は予算次第で即決買いしてしまう。

 お財布を見た後、彼女はこれまた高そうなバッグの前で足を止め眺めていた。私もブランドバッグは持っているが、日常使いはそれほど高いものは使わない。

ブラブラ歩いていると、ティファニーカルティエがあったので、次はどれを買おうかと、私が目を輝かせて覗いていると、彼女はこちらの方は全く興味がないという。

 彼女曰く、ジュエリーはあっても無くてもいいもので、所詮石ころだという私の夫の意見に同感だと言うのだ。

 結論、彼女は日常使いの物にこだわり、私は非日常使いの物にこだわる。彼女をleather派と呼び、私をjewelry派と呼ぶことにした。

 かれこれ15年以上の付き合いになるが、知らないことはまだまだありそうである。