8月31日(日) 胃袋を掴む

 今日で8月が終わる。息子は明日から後期だが、娘は27日(水)から既に始まっている。近所の小学校も28日(木)が始業式だったようだ。

 お盆が明けて先週末の土日は、自宅のベランダから花火を鑑賞した。23日(土)は多摩川花火大会、24日(日)は調布花火大会だ。

 多摩川花火大会は、二子玉川側から6000発、川崎側から6000発の計12000発、調布花火大会は8000発上がったそうだ。距離があるので、ベランダからは高く上がる大きい花火しか見えないが、音も聞こえるので夏を堪能出来た。

 27日(水)から29日(金)は息子が帰って来て家族4人が揃った。とは言っても、息子も娘も友達と予定を入れてしまうので、夕飯に4人揃うことは珍しくなった。

 そこで最近は、「胃袋を掴む」作戦で、なるべく夕飯を一緒に食べられるように工夫している。

 事前にLINEで「今晩二人とも夕飯家で食べられるなら焼肉にしようかな?」と送ると、息子から「家で食えるよ」と即返信が、直後に娘から「家で食べるー(*´▽`*)」と返信がくる、といった具合。焼肉がすき焼きだったり、鯵のマリネ(子どもたちの好物)だったりする。

 女性が好きな男性をgetするのに使う作戦だが、大きくなった子どもにもかなり有効である。これからのシーズンは、すき焼きのほか、ビーフシチューとか、茶碗蒸し(子どもたちの好物で、大鉢で作る)もリストに入れようかな。

 昨日は娘と着物の展覧会に行った後、映画を観てショッピングを楽しんだ。展覧会は日展の入選作家寺島利男氏のろうけつ染め着物である。

 中学校の家庭科の授業で、ろうけつ染めのクッションカバーを作ったことがある。図柄に蝋を置くと、置いた部分にひびが入って、そこに染料が入って染まる。偶然の染色柄を楽しむものだったと記憶していた。

 ところが寺島氏の場合は、蝋にひびが入らないようにして染色することにこだわっているので、図柄が元のままである。蝋を置く分、手書き染めより境界がはっきりしており、図柄がくっきりと浮かび上がるようである。

 7月にも、吉野芳博氏の貝紫染めの着物を見に行った。アッキガイ科の巻貝10kgから1gしかその染料が採れないという染物であった。反物全部を染めたものは数百万もするという代物である。

 着物はお金を払えば誰でも買う事が出来るが、着物を着るには、日本人として相応の知識がないと恥ずかしいのではないかと思ってしまう。

 展覧会の後は映画「イントゥ・ザ・ストーム」を観た。上映中のものから時間的にちょうど良いものにした。その後マルイと伊勢丹で買い物を済ませ、夕方自宅に戻った。“J”が帰宅を歓迎してくれた。

 今日は昨日のお詫びに、朝たっぷりお散歩して、午後からはシャンプーをしてあげた。今すやすやとお昼寝中である。

 私は24時間テレビを見ながら、日記を書いている。