10月15日(土) 「ルミネ the よしもと」に行った!

 今日は午後から、久しぶりに友人と会う約束をしていたので、昨夜からの大雨に気を揉んだが、出掛ける頃には止んでいたので、ホッとした。

 午前中は、娘と夫を見送ってから、普通だったら、掃除をするところだが、2時間半というまとまった時間が取れそうだったので、マニュキュア・ペデュキュアをしながら、オペラのDVDを鑑賞した。掃除は、夕方帰って来てからすればいいのだから。

 ビデオを見終わってから、10分も経たないうちに、自宅を出た。待ち合わせは、JR新宿駅南口。今日は、友人と、「ルミネ the よしもと」でお笑いライブを観ることになっていた。

 もともと不器用な私は、平日は、仕事と家事をこなすことに一杯一杯で、テレビはニュースと、見てもドキュメンタリー番組ぐらいで、連ドラや歌番組・お笑い番組を見る余裕はない。

 芸人さんも、ベテランの有名人は知っているが、新人さんに至っては、全くと言っていいほど知らない。

 折角の機会だし、最近疲れ気味でもあるし、笑ってストレスを発散させるぞ!

 エレベーターで、ルミネ2の7階に上がると、そこが「ルミネ the よしもと」だった。「よしもとテレビ通り」というショップもあったが、ここは、チケットが無くても利用出来る。

 入口でチケットを見せて入るとき、「オロナミンC」をもらった。不思議に思ったが、協賛会社のようだった。

 公演は、途中10分の休憩を挟んで120分。「ネタ」60分、「よしもと新喜劇」50分という時間配分だった。「ネタ」の前には、もちろん、「前説」もある。

 先ずは「前説」。「山田カントリー」というコンビが出て来た。身長170cmの山田と、195cmの浅井のでこぼこコンビだ。山田は、自称、嵐の相葉君似、浅井はジャイアント馬場似だ。

 所謂「前説」の他に、“寝る子は育つ”などのネタを披露した。お笑い素人の私が言っても説得力はないが、テンポがよく、結構面白かった。

 「ネタ」の一組目は「チーモンチョーチュウ」。自称V6の三宅健似の菊地浩輔と、声変わりしていない?白井鉄也の高校の同級生コンビ。

先ずは、名前を覚えてもらおうというつもりで、ジャイアント馬場の物真似をしたりした。続いて、学園物のネタを披露した。若干の下ネタも入ったが、結構面白かった。

 二組目は兄弟コンビの「サカイスト」。今いくよ・今くるよのお弟子さんだそうである。34歳の兄は“お洒落”役、32歳の弟が“ボケ”と“ツッコミ”の両方やる。

 兄弟ということで、二人の間では、言葉に出さなくても、目で会話できるのかもしれないが、観客にとっては、そのなんとも言えない間が、退屈に感じられた。テンポを上げることが課題だと思った。

 三人目は「エハラマサヒロ」。私は知らなかったのだが、ミスタードーナッツのCMに出ているらしい。

 物真似を得意とするほか、“ボイスパーカッション”にも挑戦していて、これからが期待できそうである。目下の本人の悩みは、同性・同世代のファンが多いということらしい。

 四人目は落語家の「桂坊枝」。“ガマの油”の演目を披露した。落語は二年半ぶりに聴いたが、滑らかな喋りは、さすがだと思った。

 豆知識として、“はしご酒”の意味を教えてくれた。本来の意味は、飲み屋を一軒目、二軒目、三軒目と飲み歩くという意味ではなく、一軒目では酒一合、二軒目では酒二合、三軒目では酒三合、といった具合に、だんだん酒量が増えていくことを意味するそうである。

 最後は、「博多華丸・大吉」のベテランコンビ。“子どもを寝かすお父さん”ネタが面白く、はだかの王様ならぬ、はかたの王様で締めたところはさすがだと思った。

 休憩10分を挟んで、その後、木村祐一座長のよしもと新喜劇「恋の旅館〜クマった騒動〜」が始まった。千原兄弟千原せいじも出演していた。

 「木村祐一が勤める旅館にある日、高校時代の後輩である大山英雄が不倫相手の原万紀子とやって来た。大山は妻は2~3日実家に帰っているから大丈夫と言うが、しばらくすると、妻のたくませいこが友達の国崎恵美とこの旅館に来てしまう。せいこは、大山に実家に帰ると嘘をついて温泉に入りに来た・・・」(ルミネ the よしもとHPより)

 娘や息子が、テレビでお笑いを見てゲラゲラ笑っているのを見るにつけ、何が可笑しいのか、理解出来なかったが、今日実際に見て、眼から涙が出るほど笑ってしまった。

 そう言えば、小学生の頃は、「8時だよ全員集合」を毎週楽しみにしていて、ドリフターズの劇を見て、笑っていたことを思い出した。

 忙しさで余裕が無いのか、大人になって感性が鈍ってしまったのかと心配だったが、まだまだ、“箸が転げるだけで可笑しい”感性は失っていなかったようで安心した。

 よしもとの後は、お決まりのティータイム。ケーキとコーヒーで二時間半おしゃべりをした。またの機会を楽しみに、友人と別れ、買い物をしながら帰宅。掃除をして、夕食の準備をするという日常に再び戻った。